
明治学院高校(港区白金台)の推薦は、中3の9教科の評定合計が36以上(評定平均4.00、いわゆるオール4)あれば出願できます。
もう一つの条件は、中学3年間の欠席・遅刻・早退の合計が30回以内であることです。
選考は書類と面接だけで、学力試験はありません。
この記事では、2027年度の入試要項をもとに、基準の読み方、選考の流れ、明治学院大学への進学、学費までを順にまとめます。
(なお、東村山市にある明治学院東村山高校は別の学校で、推薦の基準も異なります。)
この記事を読んでわかること
- 明治学院高校の推薦基準などについて詳しく解説します。
明治学院高校の推薦基準(2027年度)

2027年度の推薦の基準は、9教科の評定合計36以上の1本だけです。
同校の公式要項をもとに、次の表にまとめています。
2027年度・推薦
表は横にスクロールできます
| 基準 | 内申の基準 | 評定の条件 | その他の条件 |
|---|---|---|---|
| 基準 | 9科36評定平均 9科4.00 | ― | 本校第一志望。在来線で1時間30分程度の通学可能な地域に保護者と居住 |
- 推薦
- 欠席など:3年間の欠席・遅刻・早退の合計30回以内
- 加点・基準緩和:要項に記載なし
- 選考:書類選考・面接(本人のみ)
- 学力試験・適性検査:なし
- 試験日:2027年1月26日
- 募集人員:男女各60名(計120名)
授業料は年492,000円(2026年度)です。都内在住なら、授業料の助成(令和8年度:年501,000円まで)の範囲に収まります。助成の対象は授業料のみで、入学金や施設費などは含まれません。
出典:明治学院高等学校 公式(2026年11月3日確認)。
この表は、当サイトが学校の公式要項をもとに調べた内容です。基準や学費は年度ごとに変わる場合があります。出願や進学を決める前に、必ず学校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
9教科だけで見られるので、実技も同じ重さ
明治学院の基準には、5教科や3教科の基準がありません。
音楽・美術・保健体育・技術家庭も、主要5教科と同じ1教科として合計に入ります。
たとえば主要5教科がすべて4でも、実技4教科のうち2つが3なら、合計は34で基準に届きません。実技の評定を落とさないことが、そのまま出願条件になります。
評定は、中3の成績で、公立高校に提出するものと同じものが使われます。
第一志望が条件で、加点や基準の緩和はない
出願できるのは、明治学院を第一志望とする人だけです。他校と併願するための制度ではありません。
また、要項には加点や基準の緩和の記載がありません。英検などの資格で基準が下がる駒澤大学高校や専修大学附属とは、この点が違います。36に届くかどうかは、評定そのもので決まります。
欠席・遅刻・早退は3年間の合計で30回まで
欠席の条件は、中学3年間の欠席・遅刻・早退の回数を合わせて30回以内です。
遅刻や早退も1回ずつ数えに入ります。
中1からの合計なので、中3になってから気をつけても取り戻せません。
中1・中2のうちから、遅刻や早退も含めて回数を意識しておく必要があります。
他の学校では数え方が違います。
たとえば國學院高校は「3年間の欠席15日以内、かつ遅刻・早退15回以内」、専修大学附属は「3年次の欠席10日未満」です。
志望校ごとに、どの期間の何を数えるのかを確かめておきましょう。
選考は書類と面接。漏れても一般入試で10点加算

推薦の募集は男女各60名、計120名です。
一般入試(第1回150名、第2回60名)と合わせた募集330名のうち、約36%が推薦の枠です。
2027年度の推薦は、次の流れで進みます。
- 出願:1月15日(金)〜16日(土)。Web出願と検定料(25,000円)の払込は正午締切、書類は郵送で締切日の消印有効
- 書類選考:出願締切後に書類選考があり、面接を受ける人が決まる。1月22日(金)にメールで受験票の印刷開始が知らされる
- 面接:1月26日(火)午前8時20分集合。面接は本人のみ
- 合格発表:同日の午後2時〜2時15分に、校内で受験番号を掲示
- 基礎力確認テスト:合格者は同日午後2時40分から、数学・国語・英語の簡単なテスト(1時間)を受ける。入学前の学習指導に使うためのもの
- 入学手続:1月27日(水)。入学金275,000円
書類選考で漏れても、一般入試で10点の加算がある
書類選考で漏れた場合は、出願し直さずに第1回一般入試(2月10日)を受けられます。
その場合、学科試験3科目の合計点に10点が加算されます。
面接まで進んで不合格になった場合も、出願書類の再提出や検定料の再納付なしで第1回一般入試を受けられます。
ただし、こちらの場合の加算は要項に書かれていません。
推薦を出しておけば、書類選考の段階で漏れても一般入試で有利になります。
明治学院が第一志望で基準を満たしているなら、出さない理由はほとんどありません。
明治学院大学への進学は「成績上位80%」が受験資格

明治学院大学へは「系列校特別推薦試験」という推薦試験で進学します。
受験資格があるのは、高校3年間の成績が上位80%に入っている生徒です。
上位30%以内なら書類審査だけで、それ以外の生徒は書類審査・面接・小論文で進学が決まります。
つまり、下位20%に入ると明治学院大学への推薦の受験資格がありません。
高校に入ってからの定期テストも、内部進学にそのまま響きます。
他大学を目指すこともできます。
2年生から文系・理系を選び、指定校推薦・一般推薦・一般受験で他大学へ進む生徒も多いと同校は説明しています。
明治学院大学の合格を持ったまま他大学に挑戦できる「S推薦制度」もあります(同校Q&A)。
学費:授業料は助成の範囲内。残るのは年23万2,000円

※この表は、当サイトが学校の公式要項をもとに調べた内容です。基準や学費は年度ごとに変わる場合があります。出願や進学を決める前に、必ず学校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
都内在住なら、明治学院の授業料(年49万2,000円)は、国と都の助成の上限(年50万1,000円)に収まります。
ただし助成の対象は授業料だけで、施設費などの年23万2,000円と入学金は家庭の負担です。
| 費用 | 金額 | 助成の対象 |
|---|---|---|
| 入学金(入学時のみ) | 275,000円 | 対象外 |
| 授業料 | 月41,000円(年492,000円) | 対象 |
| 施設費 | 月5,000円(年60,000円) | 対象外 |
| 教育維持費 | 月6,000円(年72,000円) | 対象外 |
| 年間施設費 | 年100,000円 | 対象外 |
金額は2026年度の実績です(2027年度入試要項)。このほかに、生徒会費(年9,600円)、PTA会費(年6,000円)、タブレット購入費を含む教材費などがかかります。
授業料の助成は、令和8年度の場合、国の就学支援金(年45万7,200円まで)と都の授業料軽減助成金(年4万3,800円まで)を合わせて年50万1,000円までで、所得制限はありません。上限は在学校の授業料までです。国と都、それぞれに申請が必要です(練馬区教育委員会の案内資料)。令和9年度以降は変わる場合があります。
明治学院には、家庭の経済状況を考えて、授業料・教育維持費・施設費の半額を上限に給付する学内奨学金もあります。都内在住の入学者は、入学時に25万円を無利子で借りられる東京都入学支度金貸付制度も使えます。
同じくらいの内申で推薦が出せる都内の学校

評定平均で明治学院(4.00)との差が0.2以内の都内の学校は、次のとおりです。
表は横にスクロールできます
| 学校 | 入試区分・コース | 内申の基準 | 学力試験 | 試験日 |
|---|---|---|---|---|
| 駒澤大学高校 | 推薦 | 5科20かつ9科34評定平均 5科4.00/9科3.78 | なし | 1/22 |
| 専修大学附属高校 | 推薦 | 5科19かつ9科34評定平均 5科3.80/9科3.78 | なし | 1/22 |
明治学院高校の推薦基準と、評定平均の差が0.2以内の東京都の学校です。
9教科の合計で比べると、駒澤大学高校と専修大学附属は34から出願できます。明治学院の36より2低い基準です。
さらにこの2校は、英検などの資格で基準が下がります。駒澤大学高校は英検2級なら「5科19・9科33」、専修大学附属は英検・漢検・数検の準2級以上を2つ持っていれば「5科19・9科32」まで下がります。資格による緩和がない明治学院とは、ここが大きく違います。
内申が36にあと少し届かないとき

明治学院の推薦は、加点も資格による緩和もないので、評定の合計を36に乗せるしかありません。9教科のうち1教科を3から4に上げれば、合計は1上がります。
評定はテストの点だけでなく、提出物や授業への取り組みも含めて付けられます。実技4教科も主要5教科と同じ1点なので、苦手な実技を一つ立て直すだけで届くこともあります。
主要教科の定期テストで点が伸びない場合は、学校の進度に合わせて教えてくれる個別指導や家庭教師を使う方法があります。
最後に
この記事では、明治学院高校2027年度の入試要項をもとに、基準の読み方、選考の流れ、明治学院大学への進学、学費を解説しました。
- 推薦の基準は中3の9教科の評定合計36以上(評定平均4.00)。加点や資格による緩和はない
- 中学3年間の欠席・遅刻・早退の合計30回以内が条件。中1から数えられる
- 選考は書類と面接で、学力試験はない。書類選考で漏れても、第1回一般入試で3科目の合計に10点加算
- 明治学院大学へは、高校3年間の成績上位80%に推薦の受験資格がある
- 授業料は都の助成の範囲内。施設費などの年23万2,000円と入学金27万5,000円は自己負担
明治学院の推薦は、9教科の評定と3年間の出欠という、中学校生活の積み重ねがそのまま条件になる入試です。
加点や資格による緩和がないぶん基準はわかりやすく、中1・中2のうちから「オール4」を目標にして準備しやすい入試ともいえます。
基準に届くか迷っている場合は、中3の評定の見込みを早めに担任の先生に確認し、足りない教科があれば今のうちに立て直しておきましょう。基準は年度ごとに変わる場合があるため、出願前には必ず最新の募集要項で確認してください。




