前回の記事で東京都の公立中高一貫校の国立大への進学実績をまとめました。
まとめてみると、驚くべき実績でした。人気が出るのも頷けます。
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東京都 公立中高一貫校の国立大学合格実績 2018年
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人気が人気を呼び、倍率が上がり、並行して偏差値が上がる。
学力の高い子が集まる。
進学実績があがる。
分かりやすく好循環が起きているってのが今の東京都公立中高一貫校の現状だということですね。
では、能書きはここまでにして、今回は東京都 公立中高一貫校の早慶上理合格実績をまとめていきたいと思います。
前回、国立大をまとめたので「私大はどうなのよ?」って思うのが当たり前ですので。
では早速見ていきましょう。
東京都 公立中高一貫校 早慶上理合格実績 2018年
まず、はじめに東京都にある公立中高一貫校(都立中高一貫校)の2018年早慶上理の合格実績をまとめた表になります。
数字は日能研さんのR4偏差値、合格実績を元に作成しております。
表の順番は、卒業人数に対する上記表の合格数の割合の高い順になっています。
見事な合格実績です。
そう認めざるを得ない。
ウチの長男は見事に不合格でしたが、これだけの実績をあげられる子供たちが合格するのが東京の公立中高一貫校受検の現状なのだなぁっと見せつけられた感じです。
以前、記事にしましたが、長男の学校の先生から
「世の中の私立高校の大学合格実績は、その実績の1/3くらいの人数で叩きだしていると考えておけば、そんなに外れないと思います。」
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私立高校の合格実績は1/3で考えた方がよい
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と教えてもらったのを思い出しました。
小石川なんて114名に対して、104名の実績を上げているわけですから、1/3で考えても35名。
そのように想定した場合、30.7%の割合って事ですよね。
前回まとめた小石川の主要国立大の合格実績が46名で40.4%でしたので、そのあたりの上位メンツが早慶上理の合格も獲得しているのではないかと推測されます。あくまで推測です。
1つではなんなんで、もう一校見ていきましょうか。
桜修館の場合、152名に対して、77名の実績です。
77名の1/3で考えると25名。
ということは、16.4%の割合。
桜修館の主要国立大の合格実績が25.7%でしたので、そのうちの上位メンツが早慶上理の合格も獲得してると考えられますね。これもあくまで推測です。
もし1/3論が正しいと仮定した場合、小石川、桜修館ともに国立合格組の上位60~70%くらいが早慶上理の合格を獲得しているということですね。
そう仮定して、さらに細かく落とし込んでいくと、小石川にしても、桜修館にしても校内順位上位3割以内に入っていれば、国立大 or 早慶上理への合格ラインと言えるんではないでしょうかね。
そう考えると、GMARCHと国立大 & 早慶上理の間には結構高い壁があるような気がしますね。
最後に
東京都 公立中高一貫校の早慶上理合格実績をまとめてみました。
今回は推測ばかりになってしまいましたが、実際入ってみないと真実は分からないので仕方ないです。
その辺、あくまで推測として今回の記事を参考にして頂けるとありがたいです。
今回2校見てみましたが、高い壁を超えて東京の公立中高一貫校に入ったとしても、主要国立大、早慶上理を目指すならその中の上位3割以内をキープしないと合格はなかなか厳しいのではないかと思います。推測ですが.....。
公立中高一貫校よりもレベルの落ちる新興校であるウチの長男の学校で、「早慶を目指すなら校内を考えるなら上位10~15以内をキープしないと無理」といわれたのを考えるとこの「3割以内キープ」ってのは、そこまで外れていないのではないかと思います。
やはり国立、早慶上理の壁は高いなぁっというのが実感です。
合格数だけ見ると、簡単な気がしてしまうんですが絶対そんな事ないですよね。もちろん。
改めて反省しないと。
こういう状況を考えると、長男の学校で「国立を目指して頑張る」というのは、正直「中学受験で公立中高一貫校を目指して不合格した」ことの二の舞になりますね。
高望みをせず、今の段階で私立一本に切り替えて受験勉強させた方が良いなっとあらためて思いました。
では、次回が東京都公立中高一貫校のGMARCH実績を見ていきたいと思います。