『中学受験のアレコレ』というサイト名ですが、この記事では『高校生向けの大学受験塾・予備校情報』を網羅的に提供しておりますので、是非ご活用ください!
大学受験をするにあたって『塾・予備校』を利用するご家庭は多いですよね。
しかし、
『大学受験の塾・予備校にいつから通い始めればよいのか?』
タイミングが分からないというご家庭も多いはずです。
そんなあなたに向けこの記事では、大学受験向け高校生の塾・予備校をいつから利用し始めるのがベストか詳しく解説していきます。
- 大学受験のための塾・予備校をいつ頃から利用すればよいか詳しく解説
- 大学受験の塾・予備校を選ぶ際のポイントについて詳しく解説
この記事を読んでわかること
もくじ
大学受験対策の塾・予備校いつから通えばいいの?
- 大学受験の塾・予備校にいつから通えばいいか?
- 塾に通った方がよいのか?
結論から言えば
- 学習習慣は一朝一夕では身につかないので、早ければ早いに越したことはない
- 基礎学力をつけておく意味でも、少なくとも高校2年の夏ころまでには利用することを推奨
- その代わり、フルコミットする必要はなくスポット利用すればよい。例えば、苦手教科だけ教えてもらうなど
- 『実際の大学受験の時には、この人たちと戦うのか』と高い意識を持ったライバルたちの中に身を置く環境が大事
という感じです。
一つずつ解説していきます。
1.学習習慣は一朝一夕では身につかないので、早ければ早いに越したことはない
学力を伸ばしていくにあたって、もっとも大変なのは『0⇒1』のタイミングです。
この場合『0⇒1』というのは、
- 学習習慣をつけること
- 自主学習ができること
- 自分自身に知識を定着させる方法を知ること
この3つになります。
『なんだそんな基本的なことか』
と思われるかもしれませんが、実はもっとも大切なことです。
この3つができるようになってしまえば、そのあとは『適切な指導』と『勉強量』さえあれば学力は伸びていきます。
たしかに。この3つがあれば、あとは勉強量で積み上げていける感じがするね
そうです。
逆にベース(土台)ができていない状態で勉強をしても「やっているだけで」全く身になりません。
「勉強してるだけ」の状態ってことだね。
そういうことですね。
極端な言い方をすれば、手を動かしているだけになるってことですね。
とはいえ、お子さん一人でこの3つの力をつけるのは簡単ではありません。
そこで利用したいのが塾・予備校です。
塾・予備校で指導してもらうことによって、これら3つの学力のベース(土台)となる力をつけていくことができます。
これらの力は、一朝一夕ではつけることができません。
ベース(土台)ですので、早めに塾・予備校を利用して身につけておくと良いですね。
2.基礎学力をつけておく意味でも、少なくとも高校2年の夏ころまでには利用することを推奨
しっかりベースができたら、そこから学力を積み上げていくことになります。
まずは、基礎学力です。
大学受験では、ライバルと差をつける意味でも応用力をつけておく必要がありますが、基礎固めをしっかりしておかなければ応用力をつけることなどできるはずがありませんよね。
高校3年生の夏ころからは演習メインに切り替えていくのが一般的な流れなので、それまでに一通りの学習を終えておきたいところです。
そのスケジュールでいくと、1年生の段階で学習のためのベース(土台)と基礎的な学力はそれなりにつけておいたほうがよいですよね。
それを考慮した場合、予備校・塾は高校1年生からがベストで、少なくとも高校2年の夏ころには利用しておくとよいでしょう。
中高一貫校生の場合は、中学からでもよいと思います。
でも、経済的に余裕ないよ......
そうですよね。
わかりますよ。その気持ち。
我が家も同じ状況でしたからね。
3.フルコミットする必要はなくスポット利用すればよい。例えば、苦手教科だけ教えてもらうなど
本来であれば集団塾・予備校は5教科フルで受講した方が良いんですが、費用的にちょっときびしいのであれば、無理してフルで利用する必要はありません。
『どうも数学が苦手だから、数学だけ教えてもらおう』
例えば、このようにスポット利用でもかまわないので早めに利用しておくとよいです。
1教科でも、2教科でも受講しておけば、前述の『学習のベース(土台)』や『学習習慣』は十分につきます。
それを残りの教科に横展開すれば良いだけですから。
応用の利くお子さんであれば、受講していない教科も自分で積み上げていけるはずです。
また、数教科でも利用することで、塾・予備校の雰囲気をつかんでおくことが大事です。
実際、フルで利用しなくてはならなくなったときに『勝手』を分かっていたほうが、すぐに落ち着いて勉強に取り組めるようになります。
4.高い意識を持ったライバルたちの中に身を置く環境が大事
それともう一つ、早めに塾を利用するメリットは『大学受験を目指す環境に身を置ける』ということです。
これは本人の意識の問題ですね。
- 『一年生の頃から、こんなにガンガン勉強している人たちと戦うのか』
- 『このくらいのレベルだったら私もやっていけるかも』
大学受験ということは分かっていても、実際どんなライバルたちと戦っていくのか、どんな雰囲気の中で戦うのか、お子さんたちは全く知りませんよね。
中学受験、高校受験と違って大学受験は完全に『お子さん自身の受験』になります。
親の手から完全に離れると言ってもよいでしょう。
大学受験、資格試験などを経験している我々親は受験や塾の雰囲気を知っていますが、お子さんは知りません。
『その雰囲気を身をもって知っておくこと』も、塾・予備校の早め利用をおすすめする理由の一つです。
大学受験の塾・予備校を選ぶ際のポイントは?
大学受験の塾・予備校を選ぶ際のポイントは以下の5つです。
1つずつ詳しく解説していきます。
1.受講の目的はなにか?
もちろん、大きく言えば受講の目的は『大学受験』のためですが、お子さんごとに塾・予備校を利用する理由があると思います。
- 学校の授業の予習(復習)のため
- 苦手教科克服のため
- 目標とする大学合格のための特別講義が受講できるため
- 個別塾であれば「性格的に集団塾が合わないから」という理由もあると思います。
それに応じて、
- 利用する塾・予備校が変わってきます。
例えば、
- 難関校を目指し、テクニックをしっかり教えてもらいたいならプロ講師のいる大手集団塾やプロ家庭教師にお願いした方が良いでしょう。
- 学校の予習(復習)が目的なら個別指導塾で学生講師に指導してもらってもオッケーです。
- 苦手教科克服のためであれば、その教科の専門塾が良いです。
- お子さんのの志望している学校出身や現在通っている講師であれば、志望校の最新の情報をもらえます。
- 若い講師であれば、受験体験もほんの数年前のものなので新鮮な体験談を教えてもらえます。
このように状況によって、選択する塾も変わってくるはずです。
まずは、受講目的を考えてみましょう。
2.通塾できる距離にあるか?
希望している塾は1人で通える距離にありますか?
塾・予備校の終了時間は、夕方から夜21:00~22:00頃になることもあります。
自宅から1時間以上の距離にある場合、夜23:00を超えることもありえます。
高校生とはいえ、お子さんの防犯上あまり良くありません。
塾は学校と自宅の間にある教室か、できるかぎり自宅近くを選びましょう。
「どうしても遠くの塾を」ということであれば送迎も想定しておいた方が良いでしょう。
ただし、親子両方に負担がかかる選び方をすると長続きしません。
しっかり検討しましょう。
もしオンライン受講ができる会社であれば、それを検討しても良いでしょう。
参考記事:オンライン家庭教師おすすめ5社を比較。調べて分かった驚きの料金、メリット、デメリット
3.予算はどのくらいか?
この記事でも解説した通り
この表のように年間で数十万円以上の塾・予備校費用がかかってきます。
しかし、これは『一般的に』という意味で、実際の所は利用する会社によってピンキリです。
- 大手予備校 or 個別指導塾
- 会社によって
- 受講する科目数・指導の回数によって
- 教師によって(学生講師・プロ講師)
これらの理由で料金に幅があるということですね。
つまり、費用をかける気になればドンドンかけられるし、最低限のプランで安く利用することもできます。
利用者の状況によって、費用をある程度コントロールできる
ということです。
大学費用も控えていますし、塾・予備校代は各ご家庭の予算に応じて『無理せず』『継続して』続けられる程度にしておくことをおすすめします。
4.お子さんの学年に対応しているか?
選んだ塾は『高校生』『大学受験対策』に対応しているでしょうか?
会社によって、
- 小学生~高卒生まで全学年対応
- 小・中学生のみ対応
- 中高生のみ対応
- 高校のみ対応
と、様々です。
世の中に、小学生・中学生に対応した塾は多いですが、高校生に対応できる塾・予備校は数が限られています。
だから大手予備校やプロ講師に教えてもらうことが多くなり、料金も高くなるわけですね。
さきにしっかり確認しておきましょう
5.無料体験授業を受講できるか?
予備校・個別指導塾には『資料請求』&『無料体験授業』を受講できる会社とできない会社があります。
新しいサービスを利用する際、『体験授業無し』で利用開始するのはちょっと不安ですよね。
特にお子さんの未来がかかっていることなので、慎重に選んだ方が良いでしょう。
当ブログとしては数社資料請求をしたり無料体験を受講し、その中から良い所を選ぶことを推奨しています。
ちょっとメンドクサイですが、後々のことを考えると、先にしっかり手間をかけた方がよいと思います。
ちなみに、このブログでおすすめしている会社は基本的に『資料請求』もしくは『無料体験授業』を受講することができます。
安心して利用していただけますよ。
最後に
この記事では、大学受験対策の塾・予備校にいつから通えばいいのか詳しく解説しました。
脅すつもりではありますが、学習習慣は一朝一夕では身につかないので、早ければ早いに越したことはないというのが結論です。
基礎学力をつけておく意味でも、スポット利用で良いので、少なくとも高校2年の夏ころまでには利用することをおすすめします。
また、塾・予備校選びには『お子さんの性格に合った』所を選ぶ事が大事です。
お子さんの性格にピタッとあえば、成績はグングン上がっていきます。
効率的に学力を伸ばす意味でも、面倒くさいですが『資料請求』や『無料体験』をきっちり利用して塾・予備校選びをしていきたいですね。