
専修大学附属高校(杉並区和泉)の推薦は、中3の5教科の評定合計19以上、かつ9教科の合計34以上が基準です。9教科すべてが3以上であることも条件です。
英検・漢検・数検の準2級以上を持っていると、9教科の基準が33または32まで下がります。欠席の条件は3年次の欠席10日未満です。
選考は面接で、学力試験はありません。
この記事では、令和9年度(2027年度)の生徒募集要項をもとに、基準の読み方、選考の流れ、専修大学への進学、学費までを順にまとめます。
(なお、千葉県松戸市にある専修大学松戸高校は別の学校で、推薦の基準も異なります。)
この記事を読んでわかること
- 専修大学附属高校の推薦基準と、資格による基準緩和
- 2025年度からの基準の変化
- 推薦入試の日程、面接と志望理由書、2月10日のテスト
- 専修大学への推薦の仕組みと、学費
- 内容は2026年11月4日に同校の公式サイトと令和9年度生徒募集要項で確認したものです。基準や学費は年度ごとに変わる場合があるため、出願前に必ず最新の募集要項で確認してください
専修大学附属高校の推薦基準(2027年度)

2027年度の推薦の基準は、5教科19以上かつ9教科34以上です。資格を持っている場合の基準緩和があります。
同校の公式要項をもとに、次の表にまとめています。
2027年度・推薦
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| 基準 | 内申の基準 | 評定の条件 | その他の条件 |
|---|---|---|---|
| 基準 | 5科19かつ9科34評定平均 5科3.80/9科3.78 | 9教科すべての評定が3以上 | 本校第一志望 |
| 基準緩和(資格2つ) | 5科19かつ9科32評定平均 5科3.80/9科3.56 | 9教科すべての評定が3以上 | 本校第一志望。英検・漢検・数検の準2級以上を2つ以上 |
| 基準緩和(資格1つ) | 5科19かつ9科33評定平均 5科3.80/9科3.67 | 9教科すべての評定が3以上 | 本校第一志望。英検・漢検・数検の準2級以上を1つ以上 |
- 推薦
- 欠席など:3年次の欠席10日未満
- 選考:面接(志望理由書400字程度を含む面接資料の記入あり)
- 学力試験・適性検査:なし
- 試験日:2027年1月22日
- 募集人員:200名
授業料は年456,000円(2027年度)です。都内在住の場合、令和8年度は国の就学支援金と都の授業料軽減助成金を合わせて年501,000円まで授業料の助成があります(所得制限なし・申請が必要。上限は在学校の授業料まで)。翌年度以降は変わる場合があります。助成の対象は授業料のみで、入学金や施設費などは含まれません。
出典:専修大学附属高等学校 公式(2026年11月3日確認)。
この表は、当サイトが学校の公式要項をもとに調べた内容です。基準や学費は年度ごとに変わる場合があります。出願や進学を決める前に、必ず学校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
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| 年度 | 入試区分 | コース | 内申の基準 |
|---|---|---|---|
| 2027年度 | 推薦 | ― | 5科19かつ9科34評定平均 5科3.80/9科3.78 |
| 2025年度 | 推薦 | 女子 | 5科20かつ9科34評定平均 5科4.00/9科3.78 |
| 2025年度 | 推薦 | 男子 | 5科20かつ9科33評定平均 5科4.00/9科3.67 |
5教科19と9教科34の両方が必要。9教科すべて3以上
専修附属の基準は「5教科の合計19以上」と「9教科の合計34以上」の両方を満たすことです。
評定平均にすると、5教科は3.80、9教科は約3.78です。
あわせて、9教科すべての評定が3以上であることが条件です。主要5教科だけでなく、実技4教科に2が一つでもあると出願できません。
評定は、中学校が作成する成績一覧表(第3学年学習記録一覧)に書かれた内容で見ます。
資格があれば9教科は33または32まで下がる
基準に届かない場合でも、次のどちらかの成績であれば、資格による加点で基準を満たすものとして扱われます。
- 5教科19以上かつ9教科32で、資格を2つ以上持っている
- 5教科19以上かつ9教科33で、資格を1つ以上持っている
対象の資格は、英検準2級以上(英検S-CBTも可)、漢検準2級以上(漢検CBTも可)、数検準2級以上です。
資格を使って受ける人は、検定の合格証の写しを中学校の先生に渡す必要があります。
緩和されるのは9教科の合計だけで、5教科19以上という条件は変わりません。
また、同校のQ&Aでは、生徒会や部活動などの特別活動による加点はないと説明しています。
2025年度は男女別の基準。2027年度は男女共通になった
2025年度(令和7年度)の推薦は、男子と女子で基準が分かれていました。
| 年度 | 区分 | 5教科 | 9教科 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 男子 | 20以上 | 33以上 |
| 2025年度 | 女子 | 20以上 | 34以上 |
| 2027年度 | 男女共通 | 19以上 | 34以上 |
2027年度は男女の区別がなくなり、5教科は20から19に下がりました。9教科は、女子は34のまま、男子は33から34に上がっています(令和7年度生徒募集要項)。
資格による緩和も、2025年度は英検か漢検の準2級以上の1つでしたが、2027年度は数検が加わり、資格を2つ持っていれば9教科32まで下がるようになりました。
欠席は3年次の欠席10日未満
出席の条件は、3年次の欠席日数が10日未満であることです。
10日ちょうどでは条件を満たしません。中1・中2の欠席は条件に入りません。
他の学校では数え方が違います。
たとえば國學院高校は「中学3年間で欠席15日以内、かつ遅刻・早退の合計15回以内」、明治学院高校は「3年間の欠席・遅刻・早退の合計30回以内」です。
志望校ごとに、どの期間の何を数えるのかを確かめておきましょう。
第一志望が条件。同じ中学校からの人数枠はない
推薦は、専修附属を第一志望とする人が対象です。入学後、同居の保護者のもとから通学できることも条件です。
同校のQ&Aによると、同じ中学校からの推薦人数の枠はありません。成績を満たしていれば、同じ中学校から何人でも出願できます。
選考は面接と志望理由書。学力試験はない

推薦の募集は200名です。
推薦を受けるには、12月の入試相談が必要です。中学校の先生が所定の入試相談用紙を提出するもので、推薦を希望する場合は、まず中学校の先生に伝えてください(埼玉県の公立中学校の生徒は別途相談)。
2027年度の推薦は、次の流れで進みます。
- 入試相談:2026年12月15日(火)〜17日(木)。郵送は15日・16日の簡易書留必着、来校は17日の午前11時〜午後4時のみ
- 志願者情報の登録:12月24日(木)〜2027年1月18日(月)
- 出願:1月15日(金)〜19日(火)。簡易書留で郵送(必着)。入学志願票、調査書、推薦書。検定料は25,000円
- 試験:1月22日(金)。午前9時10分〜10時に面接資料の記入(400字程度の志望理由書を含む)、10時20分から面接
- 合格発表:1月23日(土)午前9時から。Webで発表
- 入学手続:入学金220,000円を1月26日(火)午後5時までに納入。Web入学手続は1月27日(水)まで
推薦で合格した人は、入学手続を延期したり、辞退したりすることはできません。
面接資料の記入と面接。志望理由書は合否の参考になる
当日は、まず面接資料を記入します。この中に400字程度の志望理由書が含まれ、資料の持ち込みはできません。
同校のQ&Aによると、作文試験はありませんが、志望理由は合否の参考にされます。面接では、志望理由や高校生活の目標などが質問されます。
合格後も2月10日にテストがある
推薦の合格者も、2月10日(水)に奨学生選出とクラス分けのためのテスト(国語・英語・数学)を受けます。
同校には、成績が上位の生徒に年額30万円を支給する奨学生制度があり、新入生は入学試験などで選ばれます。推薦で合格したあとも、入学までの勉強を続けておくと役に立ちます。
なお、推薦で不合格になった場合の扱いは、要項には書かれていません。
専修大学へは毎年8割以上が進学する

同校からは、毎年8割以上の生徒が専修大学に進学しています。
同校のQ&Aによると、定期試験や授業・生活態度の良い生徒の中から推薦され、評定平均3.5以上が推薦の条件です。成績基準を満たし、校則を守る生徒であれば、ほとんどが推薦されると説明しています。
専修大学への推薦入試は小論文で行われ、例年1月中旬〜下旬にあります。学部は、3年間の学業成績の上位者から第1志望を決めていくため、1年生からの成績が大切です。
令和8年度の専修大学への学科別の推薦入試状況は、合計362名でした。人数が多いのは法学部法律学科(90名)、商学部マーケティング学科(72名)、経営学部ビジネスデザイン学科(39名)などです(同校の「専修大学への進学」)。
専修大学にない医学部・薬学部・看護学部などを目指して他大学に進む生徒も増えている、と同校は説明しています。
学費と授業料の助成

※この表は、当サイトが学校の公式要項をもとに調べた内容です。基準や学費は年度ごとに変わる場合があります。出願や進学を決める前に、必ず学校の公式サイトと最新の募集要項でご確認ください。
入学手続のときに入学金220,000円を納めます。
入学手続後に納める1年目の学費は、令和9年度生徒募集要項に次のとおり載っています。
| 費用 | 年額 | 1期(3月中旬) | 2期(8月上旬) | 3期(12月上旬) |
|---|---|---|---|---|
| 授業料 | 456,000円 | 190,000円 | 152,000円 | 114,000円 |
| 施設設備費 | 120,000円 | 120,000円 | - | - |
| 維持費 | 50,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 10,000円 |
| 教育拡充費 | 30,000円 | 30,000円 | - | - |
| 委託納付金(生徒会・後援会) | 21,000円 | 16,800円 | 4,200円 | 0円 |
| 合計 | 677,000円 | 376,800円 | 176,200円 | 124,000円 |
施設設備費は2年生以降、年額90,000円です。このほかに、教育活動経費(1年間の概算で110,000円程度。タブレット端末のレンタル料を含む)、1年生の教科書代約30,000円、制服・学用品約90,000円、修学旅行積立金約186,000円〜330,000円(行き先により異なる)がかかります(令和9年度生徒募集要項)。
授業料の助成は、令和8年度の場合、国の就学支援金と都の授業料軽減助成金を合わせて年50万1,000円までで、所得制限はありません。上限は在学校の授業料までです。対象は都内在住の生徒・保護者で、国と都、それぞれに申請が必要です(東京都の報道発表)。令和9年度以降は変わる場合があります。
同校には、家計の急変で就学が難しくなった生徒に1年間の授業料相当額などを給付する奨学金(S.S.S基金)や、入学支度金の貸付制度もあります。
同じくらいの内申で推薦が出せる都内の学校

評定平均で専修附属(5教科3.80・9教科約3.78)との差が0.2以内の都内の学校は、次のとおりです。
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専修大学附属高校の推薦基準と、評定平均の差が0.2以内の東京都の学校です。
駒澤大学高校の基準1は5教科20以上かつ9教科34以上で、専修附属より5教科が1高い基準です。
ただし駒澤には3つの基準と英検による特例があり、英検準2級なら5教科19・9教科34で出願できます。世田谷区立中など、区市立中学校による9教科の加点もあります。
選考は、専修附属が面接と面接資料、駒澤が小論文(50分・800字)と面接です。
なお、どちらも試験日は1月22日(金)で、第一志望が条件です。
明治学院高校は9教科36以上の1本で、資格による緩和はありません。試験日は1月26日(火)です。
内申が基準にあと少し届かないとき

9教科の合計が32〜33で基準の34に届かない場合は、資格による緩和が使えないかを確かめましょう。
英検・漢検・数検の準2級以上を1つ持っていれば9教科33、2つ持っていれば9教科32で出願できます。
資格を使うには、入試相談の前に合格証の写しを中学校の先生に渡す必要があります。
5教科が19に届かない場合は資格による緩和がないので、主要教科の評定を上げるしかありません。
主要教科の定期テストで点が伸びない場合は、学校の進度に合わせて教えてくれる個別指導や家庭教師を使う方法があります。
最後に
この記事では、専修大学附属高校の令和9年度(2027年度)生徒募集要項をもとに、基準の読み方、選考の流れ、専修大学への進学、学費を解説しました。
- 推薦の基準は5教科19以上かつ9教科34以上で、9教科すべて3以上
- 英検・漢検・数検の準2級以上が1つで9教科33、2つで9教科32まで下がる
- 3年次の欠席10日未満が条件。特別活動による加点はない
- 選考は面接と面接資料(400字程度の志望理由書を含む)で、学力試験はない
- 毎年8割以上が専修大学に進学。推薦の条件は評定平均3.5以上
専修附属の推薦は、5教科・9教科の評定に加えて、資格で9教科の基準が下がる入試です。
2027年度は5教科の基準が下がり、数検も資格に加わったため、2025年度より出願しやすくなった人もいます。
基準に届くか迷っている場合は、中3の評定の見込みと資格の取得状況を、早めに担任の先生と確認しておきましょう。基準は年度ごとに変わる場合があるため、出願前には必ず最新の募集要項で確認してください。




