そうですね。
『中学受験をする』と決めたあとで、
『本当に進めていいのか?』
『本当に大丈夫なのか?』
『この選択は間違っていないか?』
『やっぱり中学受験はやめようかな?』
と不安に感じてしまう事は、中学受験を決めたご家庭の大半にあることです。
相談する相手もいませんし不安です。
そりゃ、悩みますよね。
子供の将来に関わる事ですので親としては失敗はしたくないと思うのが当然です。
この記事では、そんな『中学受験』に対する不安を解消するための考え方をご紹介していきます。
実は、我が家も数年前、同じように悩んだんですよ。
我が家の長男は、2015年に中学受験をしました。
今、都内私立高校の3年生になります。
受験した当時は分かりませんでしたが、振り返ってみると分かることが数多くあります。
このブログでは、そのあたりの経験・知識を記事にしています。
また、このブログは運営して5年間くらいになります。
さすがに5年間、中学受験(受検)のデータや情報を集めていると分かってくる『気づき』『傾向』が数多くあります。
データが全てではないですが確認しておいて損は無いと思います。
少しでも不安な気持ちを抱えてモヤっとしているあなたの助けになればと思います。
もくじ
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中学受験しない方がいい!?不安を解消する考え方・我が家の経験談
あなたが『中学受験しない方がいいのでは!?』と不安に思ったということは、あなたは少しでも『中学受験をしよう』と考えていたという事ですよね。
そうですよね。
失礼しました。
『中学受験をしよう』と考えた事には、それぞれ様々な理由があると思います。
しかし『不安に思ったり』『やめよう』と思う時は、大体の場合、以下の3つの理由が多いです。
- 学費が高い。6年間払いきれるか不安
- ウチの子にできるのか?我が子が受験勉強に耐えられるか不安
- 公立で様々な子達に出会い・揉まれる事によって、我が子の『たくましさ』を養ったほうがいいのではないか?中学受験をすると、その機会を失うのではないか?(多様性の機会損失)
そうですか。やはり。
では、その不安を1つずつ潰していきませんか?
少しは不安が解消されるはずです。
私立中学は学費が高い。6年間払いきれるか不安。
これは、たしかに高いです。
間違いないです。
しかし、私立中学はほとんどの場合、中高一貫教育だと思います。
つまり、
- 高校受験をしなくていい。
- 大学付属であれば、大学受験もしなくていい。
ということになります。
だとしたら、塾に行く必要がなくなりますね。
そりゃ『東大目指すから鉄緑会に入る』とかの場合は別ですけど、高校受験・大学受験がないなら塾に行く必要ないですよね?
ということは塾代がかかりません。
『高校受験のための塾費用』『私立中学の学費』を比較すると、最終的にそんなに変わらないはずです。
参考に以前書いた記事をリンクしておきます。
-
【中学受験その後】公立中高一貫校を落ち、地元中学でなく私立中学へ進学した2つの理由
続きを見る
この記事を読んでいただければ考え方が理解できると思います。
そのうえ、自治体によっては『私立高校の授業料助成金制度』がある所もあります。
東京に関しては、今のところ、その制度がありますし我が家も申請しています。
-
【最大47.5万円補助】私立高校授業料を軽減する2つの助成金を詳しく解説
続きを見る
この制度を使う事ができれば、高校は実質無償(もしくは一部助成)なので中学3年間の学費だけ考えればイイことになります。
元々、中学受験を考えていて『ちょっと学費が・・・』というご家庭であれば、6年間が3年間と半分になるわけですから、経済的に、かなり余裕ができるのではないでしょうか?
その上、地元の公立中学校に入学するのであれば前述した通り『塾通い』が必須になります。
同じくらいの教育費がかかるなら、それを『私立中の学費に充てるのか』『塾代に充てるのか』の違いになりますね。
これを知っておくと、考え方的にも『ゆとり』が出てくるのではないでしょうか。
これを聞いてもなお『私立中学の学費が厳しい・・・』というご家庭であれば、公立中高一貫校を目標にするという手もあります。
こちらの記事が参考になると思います。
-
適性検査ってなに?公立中高一貫校受検と私立受験の違い
続きを見る
我が子が受験勉強に耐えられるか不安
『中学受験は親の受験』と言われるとおり『親の覚悟』が必要になります。
子供より先に親が気持ちを固めることが大切です。
とはいえ、親も人間です。
何の情報も・基準もなく覚悟なんて決められませんよね。
まずは、
- 私立受験・高校受験のメリット・デメリット
をしっかり頭にいれて、それを踏まえて『中学受験・私立中学進学が我が子にあっているかどうか』しっかり見極めていきましょう。
メリット・デメリットに関しては、この記事が参考になると思います。
-
中学受験と高校受験。どちらがいい?メリットとデメリット
続きを見る
親の気持ちが固まったら、あとは、お子さんの気持ちですね。
自分の感じたメリット・デメリットをお子さんに教えてあげてください。
お子さんの事を第一に考えて親が決めていることですから、その親心はお子さんに伝わるはずです。
お子さんも頑張ってくれるはずですよ。
もしも、本当にダメだったら、その時は途中でスパッと止める事を決断するのも肝心です。
その事も頭の片隅に置きつつ親子で同じ方向を向いて頑張る事が大事です。
公立で『たくましさ』を養ったほうがいいのではないか?中学受験をすると、その機会を失うのではないか?
親なら子供も『たくましく育ってほしい』と考えますものね。
ただ、それは不安定な要素も大きいことを理解したほうがいいです。
良い経験・悪い経験が半々という事です。
- 良い友人ができる。
- 悪い友人ができる。
- 良い人生勉強になる。
- 馴染めず下手したらイジメられる。
- 良い先生にめぐり合う。
良い方向に行くか、悪い方向に行くか確率は50%だということです。
そうですね。
それを経験させるために、あえて地元の公立に通うというのは、ちょっと違う気がしますね。
そして、目的としてはリスクが大きい気がします。
そして、こういった経験をすることが目的なら私立に行ってもできます。
いずれに行っても50%・50%の確率です。
ただし、私立の場合は、良い意味でも・悪い意味でも同じような家庭環境・同じような精神年齢の子供たちが集まります。
そういった意味では、悪い方向に行くリスクは公立より低いといえます。
逆に同じような精神年齢の子供達と共に過ごす事は、お子さんにとってプラスになるかもしれません。
同じ価値観を持った友達と出会う事は公立で鍛えられるのと同じくらい良い経験だと思います。
これは、公立へ行って『たくましく育てる』とは逆行した考え方かもしれませんが、『たくましく育つ』かどうかは後にならないと分からないので、同じような経験ができるのであれば、公立・私立どちらでもイイのではないかと思います。
これを目的にして、あえて公立を選択する必要はないと思います。
また、先生も公立の場合、入れ替わりが激しいので学校の状況が変わりやすいというのがあります。
『昨年はとても良かったのに、今年は良くない』という事がよくあります。
私立は先生の入れ替わりがあまりありません。
数十年勤務されている方もいらっしゃるので、学校の状況も極端に変化することは無いでしょう。
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私立中学に進学した我が家の経験談
別の記事でも書いていますが、我が家の経験談を軽く紹介しておきます。
参考になればと思います。
早いもので長男も高校3年生になりました。
彼は公立中高一貫校を落ちて併願私立中学に進学しました。
伝統校ではありません。
偏差値もさほど高い学校ではありません。
しかし、本人も言っているし、我々親も感じていますが、本当に心の底から
『今の学校に進学して良かった』
と感じています。
まず、彼自身が今の学校が楽しくて生き生きと毎日を過ごしているということが一番の理由です。
やはり自分と同じような精神年齢の子供たちが多いからだと思います。
学校は勉強するだけの場所ではありませんので、楽しそうに毎日を過ごす子供を見ると親としてはそれだけで『満足』です。
そこに尽きます。
勉強にかんしては、結局、彼は5年間、そして6年目の今に至るまで一度も塾・予備校には行かず過ごしてきました。
ありがたいことに、それでも本人の頑張りもあって校内順位10〜20位くらいをキープしている状況です。
今も自宅学習だけで日々の大学受験勉強に勤しんでいます。
現在の彼の成績は、こんな感じです。
-
河合塾全統記述テスト高2模試の結果(長男高二 1月分)
続きを見る
まぁ、このままいってくれれば、それなりの進学先に落ち着くのではないかと思います。
やはり、同級生の意識も高く、その中に身を置いていると『自分自身もやらないと』という気持ちになるようです。
また、サポートする学校の体制もとても手厚いです。
僕は地方の公立高校出身で、この経験自体20年以上前の話になってしまいますが、自分の学校でこんなに手厚いサポートを受けたことはありません。
予備校のサポートに近い体制といえます。
これだけ受験対策を手厚くやってくれれば、そりゃ、それなりの実績が残せるよなぁっという感じです。
地元公立から高校受験をして別の高校に進学していれば、また別の学生生活があり、それも良いものだったかもしれませんが、親としては私立中学進学は非常に良い選択だったと実感しています。
迷っている方の参考になればと思います。
最後に
今回は『中学受験』に対する不安を解消するための考え方をご紹介しました。
すいません。
それは否めないですね・・・
フォローするわけではありませんが、地元公立中学には地元公立中学の良さがあると思います。
それは通った方にしか分からない事だと思います。
ただ、我が家は私立に入れて本当に良かったと思っているので、中学受験を上記の理由で迷っているのであれば一度、上記の内容を参考にしていただき再検討してみてはどうかと思います。
最後にまとめますね。
中学受験のメリット
- 中高一貫教育
- 高校受験が無い
- 大学付属なら大学受験が無い
- 目標に向かって努力する・達成するという経験
- 親がコントロールできる受験
- 同じような家庭環境・経済環境の子供が集まる
- 学習面で意識が高い環境
中学受験のデメリット
- 高い学費
- 多様性の経験の機会損失
- 男女別学の場合、異性とのコミュニケーション不足
不安を1つずつ潰し、納得して方向を決定できるといいですね。
お子さんのためにも、しっかり検討していきましょう。
-
【行ってはいけない私立中学】偏差値だけで選ばない!中学受験、志望校選びの6つのポイント
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