
2025年8月23日『東京都私立学校展』という合同学校説明会に参加してきましたので、簡単にレポートします。
中学受験・高校受験を控え
- 「そろそろ学校説明会行かないと...」
と考えている本人・保護者の方には参考になると思います。
この記事を読んでわかること
- 2025年8月23日開催された『東京都私立学校展』という合同学校説明会についてレポートします。
2025東京都私立学校展・参加レポート

合同学校説明会は数多くありますが、今回開催される『東京都私立学校展』は東京の私立中高413校が参加する結構大きめの説明会になります。
場所は有楽町の国際フォーラムで行われました。(写真参照)
私も長く受験メディアを運営しているので、さまざまな説明会に参加していますが、この合同説明会はかなり大きめです。
会社員されている方なら、東京ビッグサイトで展示会に参加されたことがある方も多いと思いますが、あの規模をイメージしていただければ近いと思います。
先日、新宿で行われた「都立高校EXPO」もかなり大きい説明会でしたが同規模でしたね。
写真見ていただければお分かりのとおり、超大賑わい。大盛況でした。
「こんなの参加する人どうせ少ないでしょ?」
と思っている方いらっしゃる方と思いますが、いやいや滅相もございません。
合同説明会はどこに参加しても毎回、画像のような感じです。
しかも、完全予約制です。
その日に「行こう」と思っていけるものでもはないので、学校や塾などで、お知らせを配布しているので情報をキャッチして予約しておきましょう。
参加学校は?会場の様子は?

では、どんな学校が参加していたでしょうか?
今回は、基本的に東京都にある私立中学、私立高校が413校参加しています。


ちょっと見づらいですが、参加した学校と会場のマップを貼り付けておきますので、拡大しチェックしてみてください。
今回は、私立中高一貫校だけでなく、中学を設置せず高校のみの学校も数多くありました。
また、中高一貫校といっても、大学附属の高校など、まだまだ高校からの入学者をとっている学校も数多くあるので、参加者は小学生と中学生が混在している感じでしたね。
持ち物や回り方は?
これだけ大きな説明会ですので、事前に準備しておいた方が当日しっかり説明を聞けます。
しっかり準備していきましょう。
まず、持ち物ですが、
- 筆記用具(説明をメモ)
- 飲み物(長丁場ですので用意しておきましょう)
- 大きめの袋(資料を入れるため)
があれば良いでしょう。
会場に入るときに、手提げ袋と会場マップは手渡されますが、資料が入りきらないと思います。
大きめのトートバッグを用意しておくと良いでしょう。
また、会場の回り方ですが、全ての説明を聞くのは難しいと思います。
ホームページで「ここだけは聞いておきたい」という数校を決めておいて、そこを回り余った時間で他に気になった学校のブースに行くようにしましょう。
他の合同説明会と比較してどう?
会場の様子はこんな感じです。

まさしくビッグサイトの展示会場のイメージです。
今回の合同説明会は、各校のスペースがかなり小さいこともあり、参加者と一対一で面と向かって質問に答える机とイスは用意できなかったようですね。
担当の先生方に話を聞きたい参加者は、少し離れた場所で立ったまま話を聞くようなスタイルでした。
7月に成城で参加した「私立中学・高校フェスタ2025」では机とイスが設置されていたのですが、人気のある学校は長蛇の列になってしまっていたので、個人的には長蛇の列になるよりは、今回のこのスタイルの方が良い気がしました。
また、先日、新宿で行われた「都立高校EXPO」では、人気校は会場内の会議室一室を貸し切って参加者を座らせプロジェクターを使いセミナー形式で一日何度も学校説明を行っていましたが、今回はスペースの都合上それもありませんでした。
各校工夫を凝らして、各ブースで人を集めミニ説明会を開催していました。
非常に好感が持てました。
会場の様子は?
会場の様子は写真のとおり、とても盛況でした。
やはり夏休みということもあり、2026年受験する小学6年生、中学3年生の親子が多かったように思います。
「どうしよう~。どこにしよう」と言いながら歩いている制服を着た参加者もいたので、現在の自分のレベルに合っていて、自分の感性に合う学校を探すために参加していたようでした。
学校側もそれを分かっているので、とても具体的な話が多かったように思います。
- 推薦は3教科の成績評定が12以上で、英検準3級を取得、漢検3級以上取得していればで1点加点する
- 3年の時の欠席が20日以内
- 条件を満たしていて単願いただければ、ほぼ100%合格
- 要件を満たしていても、さらに適性検査で選抜する
といった感じです。非常に具体的ですね。
人気があり、人が集まっていたのは、やはり、MARCH以下の大学附属校でしょう。
どことは言いませんが、通路を埋め尽くすほど賑わっていました。
一方で、それほどでもなかったのが、早慶附属や御三家、新御三家ですかね。
このあたりは、現実的じゃないこと、敷居が高すぎることで、手が届きそうで本当に目指している子だけが説明を聞いている感じでした。
また、高校入学を停止している学校も必然的に人は少なめでした。
関連記事:【中学受験なら大学付属校がおすすめ】早慶MARCH付属校の内部進学率を徹底調査
合同説明会は早めに一度は参加するべき

毎回、合同説明会に参加して思う事ですが、本当に各校の先生方、熱心に誠意をもって一人ひとりの参加者に説明しているように見受けられます。
この姿を見るだけでも『あ~、この学校いいなぁ』と僕は毎回思ってしまうんですよね。
やはり、直接会ってお話を聞いた方が、断然伝わってきますし、「この学校いいなぁ」と判断しやすくなると思います。
学校によってもカラーが本当に違っていて、
- 入りやすさと、大学の合格実績の良さを前面にアピールする学校
- 学校の特徴や、建学の精神をアピールする学校
- 施設や行事、学校生活の楽しさをアピールする学校
また、個別に説明を聞いたときに
- 保護者へ向けて説明をし、途中、子供に「いま部活は何やってるの?」とか聞いて「ウチは〇〇部強いよ!一度説明会きてね!」という感じの学校
- 最初から保護者ではなく子供に向け「君は今、何に取り組んでるの?」「部活は?」「ウチの学校はこんな学校なんだよ」と子どもに向けて話をする学校
良い悪いではなく、その学校のカラーがあって
- 「普段からこの先生は生徒との距離が近い所で指導をしているんだろうな」
- 「この学校は何か問題があっても校内で子供たち同士で問題解決に向かわせるんだろうな」
- 「この学校は保護者に向けて本当に丁寧な対応をする上品な学校だな」
とか、この数分間の説明だけでもある程度理解できる感じがするんですよね。
百聞は一見に如かず。
面倒に感じるかもしれませんが、合同説明会は早めに一度は参加するべきだと思います。
そして、別記事でも解説しましたが、仮でもいいので目標を決め、その学校の求めるレベルと現状の自分のレベルの差分を埋めるのが受験勉強だと思いますので、早めに当たりだけ付けておいて損はないでしょう。
参考記事:【受験勉強は何からすればいい?】私学フェスタ・合同学校説明会から始める塾選びの新常識
最後に
今回は、2025年8月23日開催された『東京都私立学校展』という合同学校説明会に参加してきたので解説しました。
合同説明会は何度行っても、気付かされることが多いですし、学校や先生方の熱意に触れることができて良い時間を過ごせます。
ましてや、自分の子供の将来にかかわる事なのでなおさらです。
是非、早い段階で参加し親子で未来の事をイメージできると良いですね。