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2019年公立中高一貫校(関東圏)受検者数、受検倍率(受験者数、受験倍率) まとめ

前回まで関東都県の2019年公立中高一貫校の受検状況(受検者数、受検倍率、受験者数、受験倍率) を県別でまとめました。

各県倍率が出揃ったので、ちょっと興味本位で2019年の関東圏、公立中高一貫校の受検倍率をまとめました。

以下、画像参照ください。

拾える所だけは、日能研R4予想偏差値も入れてあります。
興味があればどうぞご確認ください。
北関東は歯抜けになってしまってます。ごめんなさい。
大宮国際は新設校なので無いのだと思います。

表が切れている場合は、横スクロールしてください。
モバイルの方はタップして横に引っ張って頂けると全体が見れると思います。
(それでも見づらい方はコチラをどうぞ)

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関東圏トータル倍率で5.2倍

まとめてみると関東圏トータル倍率は5.2倍となりました。

総受検者数19,665名、合格人数3,780名ということですから不合格者15,885名という残酷な結果です。

このブログでも何度も書いていますが、私立中学のニセ倍率とは違って本気で5.2倍ですので、残酷としかいいようがありません。

大体の小学生たちが小学4年生くらいから受験勉強(受検勉強)を始めるでしょうから、遊ぶ時間とか別の習い事をしたりする時間を約3年間コツコツと勉強に費やしてきたわけですね。

その時間というのはとても大きいです。

その上、公立は1校しか受検できませんので、まさしくワンチャンスに賭けるという事になります。
併願私立校に行ける子は、まだ救われるとして、そうでない子は不合格だった場合に公立中学に進学し3年後の高校受験に備えることになります。
ゴール手前でふりだしに戻された双六のような気分になると思います。

この状況は残酷です。

受験者数を見ると、東京が8,567名、2番目に多い神奈川3,879名に2倍以上の差をつけています。
これは学校数が多いことが第一の要因ですね。
学校数が2倍以上ありますので、倍率が同じくらいであれば受験者数も比例します。

また、東京は学校が多いのと合わせて通学のインフラが整っているというのもあると思います。
県によっては「受検したいけど、通学が無理」という理由であきらめるご家庭もあると思います。

千葉の倍率は8.99は異常値です。
この倍率をみる限り、今後千葉公立中高一貫校の偏差値はもう少し上がっていく事でしょう。

これは千葉県は早急に手を打つべき状況ですね。

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公立中高一貫校の偏差値がますます上がってくる?

結論から言うと、東京、神奈川あたりだと年度によって多少の上下はあっても大幅に変わる事は無いのではないかと思います。(それは問題っちゃ問題なんですが)

私見では千葉はこの倍率ですので、もう少し上がってしまうのではないかと思っています。
埼玉も埼玉も大宮国際の評判次第ではさらに上がる気がします。

私立の場合は、大学進学実績を上げることによって偏差値が上がっていくのですが、公立中高一貫校の場合は、そうではありません。
その前段階で

「経済的に私立には通わせる余裕はないけど、中高一貫の教育を受けさせたい。同じくらいの精神年齢の同級生達と学校生活を送らせたい」

という理由で入学を希望されるご家庭が多いです。
大学進学実績はその次です。

無粋な言い方をすれば、「頭は良いけど私立には行けない」子供たちが集まってきます。
そして、この倍率です。
かなり精選された子達が集められています。

そんな子達ですから必然的に素晴らしい実績を上げてくれます。
その実績がさらに人気を呼ぶ。

完全に好循環に入っている状態です。

倍率を下げるためには、学校を増やすしか道はないですね。

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最後に

今回は関東圏のまとめをしてみました。
いかがだったでしょうか?

とにかく、公立だというのに、この高倍率はどこかで改善する必要があると僕は思います。
関東圏だけで、不合格者15,885名を出してしまうという状況は避けるべきですね。

「希望したのにどの高校にも入学できませんでした」というのは稀です。

もちろん公立中学には行けるのでしょうが、彼らは貴重な3年間を受験勉強に捧げてきたわけですから、それに報いる受け皿を整備していくべきだと思います。

つまり、もっと公立中高一貫校を増やして受け皿を整備し、倍率を下げ、偏差値も段階的にするべきだと思います。私見ですが。

まぁ、意見は様々あると思います。

この資料が来年の参考になれば幸いです。

この記事の監修者

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中学受験(受検)のアレコレ編集部

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